正式名称は「プランタ・タルタリカ・バロメッツ」と言い、スキタイの羊、韃靼人の羊、リコポデウムとも呼ばれた。
この木は花はつけない。つけるのはなんと羊である。
この羊は茎につながったまま木の周りを歩いて草を食む。
でも茎につながったままなのでやがて草を食い尽くして餓死してしまう。
なんだそりゃw
茎がつながってるならそこから栄養供給しろやw
どうしてこんな変な生き物を当時の人々は思いついたのだろう。
当時のヨーロッパで織物と言えばウール(羊毛)だった。
中世末期に北ヨーロッパにコットン(木綿)がもたらされた際に、当時の人々は驚いてこう話し合ったに違いない。
「このコットンって布は植物からできてるらしいぜ!」
「マジかよ!羊が生える植物なんじゃね!?」
「まじぱねぇな」
そんなこんなでバロメッツ爆誕!
もちろん地中海沿岸地域では古代ローマの頃にはコットンは伝来していたようだが、北ヨーロッパって当時田舎だったしw
前近代社会だからなかなか情報って伝わらないものなのかもね。
バロメッツはなかなかマイナーなモンスターだが、ゲームではパズルゲームの「ぷよぷよ」に登場するみたい。こちらはかわいらしいデザインである。
〈参考資料〉
フリー百科事典Wikipedia
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